投資界隈のみなさんならばご存知、今年2018年は1月の下旬からダウ工業平均株価も、S&P500も、そして日本の株価インデックス指数である日経平均株価も下落し、その後、本記事を執筆している2018年5月18日現在でもこれらのインデックス指数は下落前まで回復していません。
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| NYダウ |
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| 日経平均株価 |
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| 米ドル／円の為替推移 |
また、アメリカ10年国債の利回りが2018年5月18日の終値時点で3.0690％（数値はヤフーファイナンスより引用）まで上昇しており、最早、米国株は余程の高配当株でもない限り、国債の利回りと米国株の配当金の配当利回りとの差から見ると、リスクをとってまでの配当金（インカムゲイン）目当ての投資はあまり魅力的とはいえないでしょうし、値上がり益（キャピタルゲイン）狙いでも余程のハイリターンでない限り、同様の事がいえます。
投資をはじめたばかりの個人投資家の方、特に「つみたてNISA」で2018年の1月から投資デビューをした方たちの中には、積立によりお金が増えるどころか、含み損となるというのは精神的に絶えがたかったり、そもそも何の為に投資をしているのだろう？と自問自答をする方もいるかもしれません。
このあたりは積み立ての頻度（回数）や一度あたりの積み立てる金額にもよるのですが、だってそこは人間だもの、結果がなかなか出ないと辛いものがありますよね。
まぁ、何回かデートしても物事が進展せず、友達以上恋人未満から今ひとつ抜け出せずにパッとせず、デート代だけが嵩んでいくといった歯がゆさとでもいいましょうか、、、
私ストーンヘッドとしては、過去は未来を補償しないとはいえ、参考までに過去のダウの長期の推移からすれば、この程度の下落やボックス相場は調整あるいはノイズだと思っています。
とはいえ、このようなパッとしない相場において下落前の株価にまでほぼ戻しているインデックスはあるのか、調べてみたところ、なんと大きく2つあり、1つはハイテク市場のナスダック100のETFであるQQQの円建てで東証に上場されている【1545】(NEXT FUNDS)NASDAQ-100(R)連動型上場投信。
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| QQQの円建て |
【1545】は魅力的なETFではあり私も一時期保有をしていたのですが、売買単位が10口となっており、現状では1単元を買うには約8万円が一度に必要となり、現実的には余程投資可能資金が潤沢な投資家でもない限り、買い増しがしにくいというデメリットがあります。
大和証券投資信託委託株式会社よりアクティブ型インデックスの投資信託であるiFreeNEXTFANG+インデックスの運用が2018年1月31日より開始となりましたが、こちらはあらかじめ償還日2028年1月28日と設定されている事や、信託報酬が0.7614％（ヤフーファイナンスより引用）と高い事もあり、興味はあるのですが個人的には小額から積立が出来る投資信託のメリットよりも、残念ながら上述のデメリットの方が強いと捉えています。
なお、iFreeNEXTには以下の投資信託もありますが、こちらは株価が戻っていません。
・iFreeNEXTNASDAQバイオテクノロジー･インデックス
さて、もうひとつの株価が戻っているインデックスは、米国の小型株インデックスであるラッセル2000（Russell 2000）です。
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| ラッセル2000のチャート（Bloombergより引用） |
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| EXE-iグローバル中小型株式ファンドのチャート |
こちらは構成銘柄の約40％が日本を含む世界の中小型株式（米国除く）と、約60％が米国の中小型株式で構成されており、実際にはこの投資信託はバンガード・FTSE・オールワールド（除く米国）スモールキャップETFとシュワブUSスモールキャップETFの円建てとなります。
この投資信託は償還日が設定されておらず無期限となっている事や、信託報酬も0.3294％（ヤフーファイナンスより引用）となっており、楽天VTI投信こと楽天・全米株式インデックス・ファンドの信託報酬である0.16956％と比べると高いですが、それでも上述の0.7％台の信託報酬よりはまだ妥協できる範囲でしょう。
【1545】とEXE-iグローバル中小型株式ファンドとでは構成銘柄が異なりますが、【1545】は現実的には買い増しがしにくい事からも、→年会費永年無料の楽天カード
でEXE-iグローバル中小型株式ファンドの積立もしてみようかと思います。
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※注記なきチャートはヤフーファイナンスより引用
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