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2017-05-30

【FX】豪ドル/円をトレードする際に確認した方が良い事とは【ひつじ】

こんにちは。
毎度おさわがせします、ストーンヘッド鈴木です。





さて、今回はFX関連の記事です。
豪ドル/円に興味が無くても社会科のちょっとしたお勉強にはなるかもしれません。

ふと何気なく鉄鉱石のチャートを見ていたときに気づいたのですが、最近鉄鉱石の価格が一時期に比べると下落しています。

図1

引用: https://jp.investing.com/commodities/iron-ore-62-cfr-futures

図1は鉄鉱石の先物の日足です。
2017年3月下旬が天井となり5月中旬まで下落し、以降ボックス圏となっています。

図2
引用:https://jp.investing.com/commodities/iron-ore-62-cfr-futures

図2は鉄鉱石の先物の日足ですが、チャートの対象期間を1年としてみました。


図3
引用:https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=^AORD&ct=z&t=1y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a=

次にオーストリアの株価指数である図3を見てみましょう。
チャートの対象期間は1年としてあります。
鉄鉱石の先物と同様、2017年4月を境に下落傾向です。

ここで豪ドル/円を語るにあたり、豪ドル/円の通貨やオーストラリアという国の地理や経済の特徴を再度振り返ってみようと思います。
チャート以外にこういった学校の地理などで習った事がFXにも応用が出来るかもしれません。




興味深いデータがあります。
それはいつの時代のデータかは不明ですが、世界経済のネタ帳によると、オーストラリアの輸出相手国として中国が29.5%、日本が19.3%となっています。
参照:世界経済のネタ帳

また、データは10年ほど前の物となりますが「資源について」によると、2007年のデータでオーストラリアの鉄鉱石の輸出先として中国が54%、日本が29%となっており、半分が中国へと輸出されている事となっています。
参照:資源について

これらの事からオーストラリアの経済は中国の景気の影響を受けると考えられるのではないでしょうか。

では次に中国の株価指数を見てみましょう。

図4
引用:

中国の株価指数として図4で上海総合を取り上げてみました。
2017年4月を境に指数は下落し、現在は下げ止まる形でボックス圏で推移しています。
図2の鉄鉱石の先物や図3のオーストラリアの株価指数のチャートと少し似ていないでしょうか。

次に参考としてNYダウの株価指数を見てみましょう。

図5

ダウ工業平均は世界No.1のGDPの国であるアメリカの株価指数です。それと同時に強いアメリカの象徴でもあると言っても過言ではないでしょう。
それにしてもまるで龍が天に向かって昇って行く昇り龍のような惚れ惚れする右肩上がりのキレイなチャートです。


次に参考として日本の日経平均株価も見てみましょう。
図6
引用:https://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/chart/?code=998407.O&ct=z&t=1y&q=c&l=off&z=m&p=m65,m130&a=

ダウが史上最高値を更新しているのに対して日経平均株価はバブル崩壊時の半分の20,000に到達するか否かといった状況です。(ただし株価の比較にはインフレの差を考慮する必要があるという指摘もあります)

次に為替を見てみましょう。

図7
引用:https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/detail/?code=USDJPY=FX

図7は米ドル/円の5分足のチャートです。
ご存知の通り、アメリカは世界の覇権国家であり、世界の基軸通貨は米ドルが使われています。

次に今回のテーマの通貨である豪ドル/円を見てみましょう。
図8
引用:https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/detail/?code=AUDJPY=FX

図8は豪ドル/円のチャートです。
図7と図8を見てください。両者共に4月中旬に底をつけています。
両者を比較すると、米ドル/円はその後114円付近まで戻っているのに対し、図8の豪ドル/円では戻りきれていません。

ここで今回の本題に戻りますが、この戻れていない理由として、やはり中国の経済やそれに伴う鉄鉱石の影響があり、相関性は高いと言えるのではないだろうかとストーンヘッドは考えるのです。

豪ドル/円が戻りを見せるには、やはり中国の株価指数の上昇と鉄鉱石の価格が上がらなければ難しいのではないでしょうか。

それでは。