こんにちは、ベルリンのディスコで踊りたくてウズウズしているストーンヘッド鈴木です。
おそるべしっっ!!! オチ無可憐さんなところで、はい、今日は前回の記事でチラっと取り上げた、オーブンで調理をしている時のドイツ人の時間の使い方についてです。
先に念のため一言断っておきますが、これはストーンヘッドの経験に基づき、その時に個人的に見た、感じた範囲での事なので、全てのドイツ人に今現在も当てはまるという訳ではありません。
ドイツ人は場合によっては3食ともパンにハムや大きなサラミを挟んだ程度のサンドイッチという事すらあり得えます。(ストーンヘッド的には苦行では無かったけれどもw)
これには表向きには特にドイツ北部ではプロテスタントの宗派的な背景もあるそうなのですが、兎に角、食事はシンプルで「料理」とは言えないような状況すらあります。
また、基本的にズボラというかドイツ人ですら適当なところもあり、面倒くさがり屋さんが多いのも料理がシンプルな理由かもしれません。(共働きが多く時間が取れないなど諸説ありますが)
そのような事もあってか、オーブンが結構重宝してまして、大抵どの家庭にもオーブンはあったりします。
オーブンではチーズケーキやパイを焼いたり、鶏肉の骨付きのもも肉を塩コショウなどを振りながら焼いたり、その残ったうまみのある油を使ってフレンチフライを作ったりします。
なお、ドイツやオランダではフレンチフライをケチャップとマヨで食べ、これをポメスといい、ドイツやオランダでのソウルフードのひとつとなっています。
そこで、なぜオーブンが重宝するかといいますと、野菜炒めのように付きっきりの必要もなく、オーブンの場合は定期的に様子を見に来るだけで良いので、その間はいろいろ時間を有効的に使う事ができます。
時間というのは彼らにとって非常に大切で、またカップルは早くから同棲をはじめるので、焼きあがるのを待っている間に、一緒にテレビを見たり、ドリンクを飲みながら哲学について語ったり(ちょっとインテリなドイツ人ほど、こういう話題がお好きなようでw)、曲を聞いたり、はたまたイチャイチャしたりとまぁ、いろいろですw
このイチャイチャは超が付くくらいに非常に重要で、これが無くなってしまうと、それは冷めたピザも同然で、ちっとも美味しくありません。つまりカップルや夫婦の終わりを意味します。w
まるでマグネットの様にくっつくのも早いですが、そのまた逆もしかり。
こうなってしまうと、出会った頃の真冬の寒さもどこかに吹き飛ぶような熱い情熱も、今は昔、、、まるで手のひらを返したかのごとく、それは真冬のドイツの北風のように冷たく心に突き刺さりますw
もっともストーンヘッドは最初、ドイツでの習慣など知らなかったので、理解するまでは何度か相手の心を踏みにじってしまった事もw
この様な大事な事なのに教科書でも語学学校でも知る事の出来ないノウハウはいくらでもあるので、機会があったら本か何かにまとめたいと思います。
ストーンヘッドのような容姿端麗ではない世の男性でも、諦めずに前向きに挑戦すれば楽しい事もあるという後押しをしたいですね。
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