Sunglasses At Night
コリー・ハートの歌の様にサングラスを夜したまま歩いている人はベルリンで見かけたりもするのですが、ストーンヘッドもマネして夜道を歩いていたらオネエさんとのコーヒーどころか、車に轢かれそうになったのはここだけの話ですw
はい、という訳で今回は、クラブイベントのデビューをしたい方に、ドイツはベルリン仕込みのクラバーである私、ストーンヘッド鈴木が、ディスコの一般的な楽しみ方のイロハをほんのちょっとだけ述べたいと思います。
まったくの個人的な意見ではありますが、ベルリンではディスコに行くのに、ジャンルの知識やそのアーティーストについてあまり詳しくなくてもまったく問題ありません。
特に80's(ドイツ語では80er)と言われる、誰もが一度はどこかで聞いた事があるような80年代の洋楽のディスコミュージックがテーマのパーティーは、週末にぶらりと行くという人も多いのが実情です。
言い方を変えると誰でも親しみやすく、クラブカルチャーの「入り口」とも言えるのがこの80'sです。
引用:https://www.gaesteliste030.de/locations/nuke-berlin-jiaduMt39EmqV1M57JgMsg
ベルリンのディスコではドレスコード(服装規定)も厳しくありませんし、ディスコ=踊りという訳でもないので、仮にダンスが出来なくても全然問題がありません。
ディスコはむしろ好きなジャンルの曲や好きなアーティストの曲を聞きながら、ドリンクを飲みながら、そして踊りながらの大人の社交場であったり、出会いの場であったりもします。
一方でディスコで好きな曲を聞きながら薄暗かったり、半ば幻想的ともいうべきハコの中で踊るのはとても気持ちの良いものがありますし、ディスコの醍醐味といっても過言ではありません。
@ベルリンのディスコ
もちろん、パーティーのテーマであるジャンルやアーティストの曲をYoutubeで事前に聞いたり、服装や踊り方について「予習」をすると、より楽しめますが、「マスト」でもありませんので、それよりも気楽に楽しんでいただけたらと思います。
むしろ中々踊れないのは出会いのチャンスでもあります。何を隠そう、ストーンヘッド自身も最初はまったく踊れず、踊りといえば幼稚園や小学校の運動会の演目の花笠音頭くらいでしたからねw
Youtubeで事前に音楽を聞きたい場合は、例えば
80's german disco music
80's UK club hits
the cure club mix
など、ジャンルまたはアーティスト名で検索し、discoあるいはclubと打ち込むのがミソです。
というのは、ストーンヘッドの経験上、ヒット曲だからと言って必ずしもディスコで「回る」とは限らないからです。
ミラーボールはディスコのシンボル?@ベルリン
※リクエストを受け付けているディスコもありますが、そこはディスコの運営なりDJの方針にもよります。(ベルリンと日本とではクラブの運営方法が大きく異なりますが)
えっ?と思った方もいるかもしれませんが、実はそこはディスコならではで、仮にみんなの知っているヒット曲でもテンポが速かったり、リズムを掴みにくいと現実的には踊りにくいです。
一番踊りやすいといわれているのが実は80'sのディスコ・ミュージックで、単に80'sと言われたりもします。
初心者の方はここからゴシック・ロック(Gohic Rock)やシンセ・ポップ(Synthpop)、インダストリアル(Industrial)、エレクトロ(Electro)、ヘレクトロ(Hellektro)、アグロテック(Aggrotech)、EBM(Electronic Body Music)など細分化されたジャンルに裾野を広げていくのが無難かなと思います。
極端なイメージとしては80'sが西洋料理だとすると、その中にハンバーグもあれば、親戚?のようなミートボールもあればハンバーガーもあるといった感じで、何かしら共通点があったり、更に進化したところもあり、お互いに大なり小なり影響を感じられるジャンルもあります。
ベスト・オブ・デペッシュ・モード Vol.1
また、同じアーティストでも曲によってジャンルが異なる場合もあり得るので、ジャンルの細分化はあまり気にする必要もありませんし、厳密に区分するというのも「有識者」や見方によって意見が分かれるところもあると思います。
そういったちょっと込み入った難しい話はディスコに足を運んでいる人たちは、実はそうそれほど気にしていません。
実は週末の教会のように、常連さん達は毎週末のように行きつけのディスコに足を運ぶので常連同士でドリンクを飲みながら話をする大人の社交場のようなところであったりもします。
常連さん達は保守的で村社会というアフェーでもないので、そのあたりは新参者も気軽に仲間に入り易いのでご安心を。
それよりもドイツやUK(英国/イギリス)をはじめとしたアーティストやクラブカルチャーの醍醐味を是非、より多くの日本の方に知っていただき、より深みのある人生にしていただけたらと思います。
80's ROMANCE Music Disc Guide : Extended Version エイティーズ・ロマンス ミュージック・ディスク・ガイド(増強版)
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