今回はここのところ投資関係で色々と細々とした出来事の中で、いよいよ第1位を発表したいと思います。
<第1位>
待望の?第1位は貸株による株主優待の権利取りです。
えっ、そんなの当たり前田のハイキックで記事にすらならないだろう!
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お前の話はつまらん!
(どこかのCMでありましたね、こんな口調w)
と思った方もいると思います。
実は昨年の9月に証券コード7177 GMOクリックホールディングスの株を楽天証券にて貸株に貸し出していたところ、しくじり先生とばかりにやらかしています。
今回も?案の定、買っていた事すら遠い記憶の水平線の彼方にジェットストリームの数々の名曲と城機長のナレーションと共に旅立っていってしまっていました。
ところが先日、ある一通のメールがストーンヘッドのもとへ届き気づきました。
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なにやら読んでみると、楽天証券からで4784 GMOアドパートナーズの6月の株主優待を取得するため貸株が返却されたよとのお知らせでした。
権利を獲得後は自動的に貸株に再度貸出しされるので、「優待優先」にあらかじめ設定をしておくだけなので楽です。
・余談
4784 GMOアドパートナーズの株主優待ではGMOクリック証券での株式等の売買手数料のキャッシュバックを受ける事が出来ます。
年あたり3,000円×2回で合計6,000円相当がキャッシュバックされ、他のGMOグループの株主優待との併用が出来ます。
(GMOアドの株主優待は6月末:3,000円相当、12月末:3,000円相当)
2017年6月30日の終値445円で計算をすると優待利回りは約13.5%となり、7.4年ほどで初期投資金額は回収できる事となります。
ストーンヘッドの場合は1546 NYダウ ETFをある程度まとめて買い付けたい場合はGMOクリック証券でGMOアドパートナーズの株主優待を使い、ある程度の口数(株数)を売買して手数料を節約しています。
<優待優先設定にご用心>
上述のしくじり先生に戻りますが、「優待優先」の場合、便利な一方で株主優待が無く配当金のみの場合は、昨年の7177 GMOクリックHDのしくじり先生のようにやらかしているので注意も必要です。
昨年のしくじりの件は要約すると、7177は年に4回、配当金が支払われます。
貸株として株を貸し出しておき、かつ、株主優待が無く配当金のみの場合、貰えるのはGMOクリックホールディングスからの配当金ではなく、楽天証券など証券会社からの「配当金相当額」となる場合もあるので注意が必要です。
例えば7177の2016年9月の「しくじり先生」の件は、7177は配当金こそ年4回の
・3月
・6月
・9月
・12月
ですが、株主優待は
・6月
・12月
の2回なのです。
つまり、9月は配当金のみなので、楽天証券の貸株の設定を「優待優先」にしていても、実は配当金のみの場合は自動で貸株が外れる(貸し出しが戻される)事は無く、企業から支払われる配当金(配当所得)ではありません。
変わりに配当金相当額(雑所得/雑収入)として証券会社から支払われる可能性があるという事です。
これは一般的に株主優待の無い商社株や銀行株、7201 日産自動車などを貸株でかつ「優待優先」の設定にしている場合は配当金の時期が来たらあらかじめ手動で外すなどしないと配当金相当額として受け取る可能性があります。※1
<配当金相当額のデメリット>
配当金相当額は貸株金利や松井証券での預株料と同様に雑所得となります。
配当金相当額は雑所得なので、デメリットとして税の区分が配当金(配当所得)と異なる都合上、株の譲渡損失との損益の通算が出来なくなってしまいます。※2
また、配当金相当額は源泉徴収された上で証券会社から受け取り、場合によっては雑所得でも税金がかかるので2重課税とも成り得ます。
出典:楽天証券
https://www.rakuten-sec.co.jp/web/domestic/lending/rule.html
※1 株主優待について:なお、「優待優先」をご選択いただいても、「株主優待」がなく「配当金のみ」の場合は自動返却されず、「配当金相当額」としての受け取りとなります。 詳しくは、下部「配当金について」をご確認ください。
※2 配当金について:貸株サービス利用中、配当金に代わり、所得税が源泉徴収された配当金の額と同額の金額の「配当金相当額」を受取ることができます。 配当金相当額は、配当金支払日のおおよそ5営業日後に配当金相当額として、お客様の口座に入金されます。 ※ 配当金相当額は、税区分上「雑所得」または「事業所得」となります。税区分が異なるため、株式等の譲渡損と相殺はできません。また、配当控除の対象とはなりません。
しくじり先生 俺みたいになるな!! 特別版 第7巻 [ 吉村崇 ]
<しくじり先生にならない為の対策>
配当金として受け取るハズがまさかの配当金相当額とならない為には対策として、
1、貸株でも預株(松井証券)でも証券会社の該当のルールをよく読み、理解をする。
ここをきちんと把握していれば「優待優先」でも配当金相当額となる可能性について気づけたハズ。
2、個別銘柄の配当金がいつなのか把握し、外す日をカレンダーなり手帳にメモをする。
3、外す日が近くなったら各証券会社の規定の時刻までに貸株から外す。
これでしくじる事は大幅に減らせます。
<まとめ>
貸株による「しくじり先生」と株主優待の権利取りをまとめましたが、注意点をきちんと把握できていれば、しくじることもないのでこれからも貸株サービスをうまく利用していこうと思います。
※本記事は2017年7月1日時点をもとに述べています。
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