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2017-07-24

前編:意外と侮れない?日経225ETF等を長期積立投資で複利運用するとどうなる?

こんにちは。
ウォーキングに行ってきたら汗で流れたのか、何だか汚れた心までスッキリしてしまったストーンヘッド鈴木です。



仕事や職場の人間関係などによるストレスや不眠で悩んでいる方がいましたら、15分だけでも良いのでちょっと歩いてみては如何でしょうか。
ストレス解消になってスッキリすると思いますよ。




はい、という訳で、以前の記事である


【億り人】長期投資×複利運用で誰でも小金持ちは可能?意外な結果とは、、、【不労所得】

を踏まえた上で、今回はニュースなどで良く耳にする、日経平均株価に連動するETF等に、貯株により長期積立投資を複利運用で行う事を前提に、おおまかな特徴や予想配当利回りなどについて前編として取り上げたいと思います。

今回は三菱UFJ国際投信が運用するETF(上場投資信託)であるMAXISシリーズのうち、次の3つのETF銘柄を主に取り上げたいと思います。

1)1346 MAXIS 日経225上場投信 ETF
2)1348 MAXIS トピックス上場投信 ETF
3)1593 MAXIS JPX日経インデックス400上場投信

※左側4桁の番号は東証の銘柄コード(証券コード)です。


<大まかな特徴>
複利効果を利用しながら長期積立投資をしていく上で、まず、日本の株式市場は過去にどのような歴史をチャートに刻んで来たのか見てみましょう。


図1 日経平均株価のチャート(1988年~2017年)
引用:http://www.macrotrends.net/2593/nikkei-225-index-historical-chart-data


図1は日経平均株価の1988年から2017年までのチャートです。
図1から日経平均株価はバブル時に高値をつけ、近年ではアベノミクスで2万円台の大台に回復したといったところです。


図2 アメリカS&P500 の30年チャート
引用:http://www.macrotrends.net/2324/sp-500-historical-chart-data

図2はアメリカのS&P500の30年チャートで、S&P500はダウ工業平均株価と同様にアメリカの強い経済や、ITショックやリーマンショックなど途中で何度か暴落をしながらも、また再び右肩上がりのチャートとなっています。

時間を掛けながら、いずれ元の株価に戻るどころか史上最高値を更新しています。

※日経平均株価が一概に弱い、あるいは株価の上昇が見込めないという訳でもなく、一部では株価の比較にはインフレを考慮する必要性の指摘もあります。


図3 日経平均株価と米ドル/円の相関性
引用:ヤフーファイナンス

また、日本株の売買の60-70%が外国人による売買と言われており、日本株は全体的に為替の影響を受けやすい特徴があります。


図4 日経平均株価、TOPIX、日経インデックス400の相関性
引用:ヤフーファイナンス


どの期間で区切って比較するのかにもよりますが、図4では2015年8月からの2年スパンで比較してみました。

3つの銘柄はそれぞれ連動対象は異なり、また1593 日経インデックス400はスマートベータではありますが、図4を見る限りでは非常に相関性が高いと考えられます。

つまり、基本的には3つのうち、どれを選択して長期積立投資をしても株価としての結果はほぼ同じではと考えられます。



買い付け方と買い付け時期の分散
関連記事にて取り上げています。


→関連記事:【上場投資信託】ETFによる長期積立投資のメリットとは?【JDRも買えるよ】


<取引時間>
こちらのETFは東証に上場されているので東証の取引時間中である平日の09:00-11:30、12:30-15:00に株と同様に売買が出来ます。


<売買手数料の節約>
カブドットコム証券ではこれらのETF銘柄は「フリーETF」銘柄に指定されており、売買手数料が無料となっています。



<予想配当利回りと配当時期>
1)1346 MAXIS 日経225上場投信 ETF
・連動対象
日経225

・配当時期
年2回:1月、7月

・直近の配当金
2017年7月16日:180円(1株あたり)
2017年1月16日:151円
2016年7月16日:150円
2016年1月16日:123円

・売買単位:1株
・上場:2009年2月25日
・信託報酬(税抜き):0.17%
※出典:http://www.am.mufg.jp/fund/181346.html


・予想配当利回り
直近の配当金は年間で331円なので同じ程度の配当と予想すると株価が20,560円なので予想配当利回りは1.61%となります。



2)1348 MAXIS トピックス上場投信 ETF
・連動対象
TOPIX

・配当時期
年2回:1月、7月

・直近の配当金
2017年7月16日:1,600円(100株あたり)
2017年1月16日:1,220円
2016年7月16日:1,430円
2016年1月16日:1,280円

・売買単位:10株
・上場:2009年5月15日
・信託報酬(税抜き):0.078%
※出典:http://www.am.mufg.jp/fund/181348.html


・予想配当利回り
直近の配当金は年間で28.2円なので同じ程度の配当と予想すると株価が1,665円なので予想配当利回りは1.69%となります。



3)1593 MAXIS JPX日経インデックス400上場投信
・連動対象
日経インデックス400

・配当時期
年2回:1月、7月

・直近の配当金
2017年7月16日:141円(1株あたり)
2017年1月16日:108円
2016年7月16日:90円
2016年1月16日:107円

・売買単位:1株
・上場:2014年2月6日
・信託報酬(税抜き):0.078%
※出典:http://www.am.mufg.jp/fund/181593.html


・予想配当利回り
直近の配当金は年間で249円なので同じ程度の配当と予想すると株価が14,720円なので予想配当利回りは1.69%となります。(1348と同じ予想配当利回り)



<前編のまとめ>
金融資産の評価額を増やす事に着目すると、株価の上昇による金融資産の評価額の上昇も大事です。

一方で長期積立投資における買い増しと株数の点からは、下落しても配当金が今までと同様程度に出れば、下落時に買い増しをする事により株数(口数)を増やし、もらえる配当金を増やす事も重要ではないでしょうか。

詳しくは関連記事にて取り上げていますが、予想平均利回りや金融資産評価額に目が行きがちですが、実際は保有株数によって配当金が支払われるからです。


→関連記事:【配当収入】貯株によるETFの長期積立投資におけるリスク分散と注目点【不労所得】

よって出来高や流動性、信託報酬、予想配当利回りなどを考慮して、3つのうちひとつの銘柄を選ぶのが賢明と考えます。
(ストーンヘッド的には信託報酬を考えると1348のTOPIXか1593のJPX400です)

※一般的に日本企業は株主重視の米国企業とは違い、業績の下落時に問答無用で涼しい顔して配当金を減配してくる事も予想されます、、、

※株価と予想配当利回りは2017年7月21日終値を基準



→関連記事:後編:意外と侮れない?日経225ETF等を長期積立投資で複利運用するとどうなる?