暑くなってきたので風呂上りの火照った体で冷えっ冷えのコーラを飲むのが楽しみなストーンヘッド鈴木です。
暑い時に飲むコーラは至福のひと時!@日本
さて、今日はなぜアメリカへの株式投資なのかについて触れようと思います。
<なぜアメリカに注目をするのか>
言うまでもなくアメリカは経済も軍事の面でも世界の覇権国家です。
またアメリカの通貨であるアメリカドルは世界の基軸通貨として使われています。
これは貿易のみならず、海外旅行などでも米ドルならば世界のどこでも現地通貨に両替が可能といっても過言ではありません。
図1 ダウ平均株価
引用:https://jp.investing.com/indices/us-30
アメリカの経済はリーマンショックなど何度かの暴落はあれど、基本的には図1のダウ平均株価のチャートのように右肩上がりの強い経済であり、ダウ平均株価は強いアメリカのシンボルと言っても過言ではありません。
移民政策により、なんだかんだいって今後も人口、特に若い市民や高度技術者が増えていくだろうと考えられます。
以上の背景からも今後の成長性が伺え、投資先として魅力を感じます。
図2 日経平均株価
引用:https://jp.investing.com/indices/japan-ni225
一方でアメリカの状況とは違い、日本では日本経済の先細りや少子高齢化といったアメリカとは大きく異なる背景があります。
アメリカの強い経済や右肩上がりの株価とは違い、日本では日経平均株価はアベノミクスにより、ようやく1989年のバブルのおよそ半分である2万円台に戻ったといったところです。(指数の比較には実際にはインフレを考慮する必要性があるとの指摘もあります。)
また、アメリカ発の商品やサービスは世界の至るところに展開されており、例えばアップルのiPhoneやアンドロイド端末のOS、マクドナルドのハンバーガーやコカ・コーラの製品など日本にいようが世界のどこにいようが我々の生活に密着しています。
中古で買ったiPhone@日本
よってアメリカの企業への投資は間接的に世界への投資に繋がっていると言っても過言ではありません。
ここにアメリカの技術革新や販売戦略、ブランドの強さを感じます。
<配当金>
経済や株価の成長性の他にも、アメリカ企業ならではといえるのは、配当金です。
アメリカでは企業の経営者は、配当金による株主(投資家)への還元という意識が強いと感じます。
(米国株だからといって全ての銘柄で配当金が出るという訳ではありません。)
改善されつつあるとはいえ、現状の日本企業では全般的にまだまだアメリカ企業に追いつけていないのではないでしょうか。
コカ・コーラは世界のどこでも飲める?@アエロフロートロシア航空
<連続増配年数と高配当>
米国株のもうひとつの特徴でもあり、魅力でもあるのが、配当金の連続増配年数と高配当(配当利回りの高さ)です。
以下は配当金が連続増配であるアメリカ企業の一例です。※1
ーープロクター・アンド・ギャンブル/P&G(58年)
ーースリーエム(56年)
ーーコカ・コーラ(52年)
ーージョンソン・エンド・ジョンソン(52年)
ーーマクドナルド(38年)
※1 カッコ内の連続増配年数の数字は2014年時点での東洋経済ONLINEの記事を元に書いています。
参照:東洋経済ONLINE
http://toyokeizai.net/articles/-/56824?page=2
これらの企業の名前を一度は聞いた事があるのではないでしょうか。
そして日常の生活の身近なところでこれらの企業の製品やサービスに触れている事に気づいたかもしれません。
マクドナルドはファストフードの定番?@日本
米国企業の全てではないものの、このように半世紀近くに渡り配当金の連続増配をしている企業もあり、連続増配の傾向やその強さから、企業の株主(投資家)に対する還元の姿勢がうかがえるのではないでしょうか。
ちなみに2017年時点で日本企業で連続増配の最長記録は花王で27年連続です。※2
アメリカでは花王の同業他社のP&Gが半世紀以上の連続増配の記録であるのに対して、日本の花王は四半世紀といったところが現状です。
連続増配だからといって必ずしも高配当という訳ではありませんが、当然、高配当の銘柄もありデータとしては古いものの、ティッカーシンボルTのAT&Tは2014年時点の株価35.01ドルで配当利回りが5.28%と高い利回りとなっています。※3
※2 参照:ダイヤモンドZAi ONLINE
http://diamond.jp/articles/-/122539
※3 参照:ダイヤモンドZAi ONLINE
http://diamond.jp/articles/-/56186
また、連続増配ならば将来的に更に配当金は増えていく見込みが高いことがいえ、更に図3の様に株価も上昇すれば値上がり益も見込め、過去の結果から配当金による複利運用をしなくても資産はどんどん増えていく事がわかります。
(投資の世界に絶対は無いので、今後も必ずこうなりますという意味ではありません。)
図3 ダウとコカ・コーラ(KO)のチャート
引用:ヤフーファイナンス
<まとめ>
アメリカの株式市場全体としては今後も成長性が見込める事から、株価の値上がり益も見込め、一般的に連続増配や高配当が見込める個別株も多いので投資先として非常に魅力を感じます。
どの企業(個別銘柄)に投資をしたらよいのかわからないという方は成長性(値上がり益)を狙うならばS&P500指数に連動するETFであるSPY※4や高配当を狙うならばHVDなどETFによる投資も出来るので、こういったETF投資を検討してみるのも手ではないでしょうか。
※4 SPYを円建てしたものが東証に1557として上場されており、円建てで売買が出来ます。
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