今回は海外旅行や外こもり、海外沈没の際に現地でATMから現地通貨を引き出す際に気をつけたいことについて述べたいと思います。
実は私の目の前でカードの飲み込まれを見たことがあります。
結論からいいますと、やはりVISAやMASTERCARDなどクレジットカードまたはクレジットカードのブランドが使えるデビットカードを最低2つ所有しておくとリスク分散の点からトラブルの際に対処しやすいです。
トラベルという言葉はトラブルが語源と耳にした事があるのですが、海外でのトラブルとして、クレジットカードを紛失してしまったり、あるいは盗難にあってしまったり、現地のATMでお金を下ろそうとしたらカードを飲み込まれてしまうという事も残念ながら時としてあったりもします。
私がベトナムのホーチミンに滞在していた際に、ATMを探していたらATM利用手数料が無料のEXIMバンク(水色の看板が目印)のATMがカジノの中にある事がわかりました。
そこで現地通貨のベトナムドンを下ろそうとしたら、ありえへん光景を目の当たりにしました。
なんとATMにカードが差し込まれたままとなっていたのです!
実は直前に現金を引き出したオジサンいや、紳士の方がカジノを目前にして気が高ぶっていたのか、現金だけATMから受け取ってそそくさとカジノの方へ歩いていき、カードを受け取るのを忘れていたのです。
カジノホテルの中なので、いくら監視カメラだらけとはいえ、カードに直接触るのは海外でよくある落ちているサイフや現金の仕組まれた詐欺の様にトラブルに巻き込まれる恐れもあります。
ですので、おーい!と近くにいた受付の女性を呼んだところ、スタッフがおじさんをベトナム語で何やら呼んでくれました。
ところが既に時が遅かった様で、カードはなんとカード出口から機械の中に入っていき、オジサンが駆けつけた時にタッチの差でカードは飲み込まれてしまったのです。
オジサンはてっきり私に対して怒鳴って文句を言ってくるのかと思いきや、私や受付のオネエさん達に向かって、「いやぁすっかり忘れていたよ、こんな事もあるんだね」みたいな事を言ってさわやかにカジノの方へ足を運んで行きました。
オジサンは余程カジノを楽しみたかったのかもしれませんが、一般的にはカジノよりもカード会社に電話してカードを止めたり、再発行の手続きをするのが最優先だと思います。
しかし、このオジサンの落ち着きようや身なりから、なにか経済的にも精神的にもゆとりのあるオーラに近いものすら感じました。
なにせ経済発展が激しいベトナムの、ましてやベトナム経済における事実状の首都といっても過言ではないホーチミンですからね。
高度経済成長の波に乗って一代や一族で成金になったボンボンがいても全然不思議ではありません。
ベトナムに行った方ならば分かると思いますが、スクーターが圧倒的に多い中で、あきらかにバブリーで成功の証とでもいうような、お高そうな車が我が物顔で走っているのも事実です。
そういうブルジョアな方からしたら、カードが飲み込まれてしまった事なんて、蚊にちょっとくっつかれた様なもので、大した事では無いのかもしれませんね。
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