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2018-03-17

名古屋や大阪・京都、福岡から沼津・三島・修善寺・熱海への格安な移動方法と裏ワザ

こんにちは、ストーンヘッド鈴木です。

今回は、静岡県東部・伊豆の観光地である、沼津、三島、修善寺、熱海へ名古屋や大阪・京都、福岡からどのように格安で行くことが出来るのかについて述べたいと思います。


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☆気になるのはその移動料金
名古屋や大阪・京都近郊など静岡県東部や伊豆から遠方に住んでいる方が、伊豆地方まで旅行をしたい場合、気になるのはその移動費用です。

距離が長く(遠く)なるほど、一般的に運賃は比例して高くなります。

この地域では新富士駅、三島駅、熱海駅に「こだま号」が、三島駅と熱海駅に一部の「ひかり号」が停車し、新幹線を利用すると、移動時間が短縮できるメリットがある一方で、特急券を含めた運賃がどうしても高くなりがちです。

では大阪・京都のような静岡県東部や伊豆から遠方に住んでいる方に格安で移動が出来るチャンスが無いのかというと、そうでもなく、前向きに考えてみると解決策が見てきたりもします。




☆高速バスを利用する
その解決方法として高速バスを使うと、運行バスにもよりますが、思いのほか安く移動出来る事に驚くかと思います。

教科書的なルートとしては大阪・京都から富士、沼津、三島へとなります。

※伊豆長岡や修善寺までは首都圏から伊豆半島へ唯一の高速バスである「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」がバスタ新宿より出ています。詳しくは後述します。

※熱海までの高速バスは見受けられませんでしたが、高速バスで沼津駅、三島駅に到着すれば熱海駅までは在来線の東海道本線で片道15分~20分程度で、三島駅からは320円です。




☆大阪・京都から静岡へ
例として片道あたりの新幹線と高速バス会社のひとつであるピンク色のバスのウィラートラベルの料金と時間を比較してみると、以下のようになります。

・新幹線
新大阪駅→三島駅
所要時間:2時間12分(ひかりを利用した場合、場合によって乗り継ぎあり)
運賃(特急券含む):11,560円

・高速バス(ウィラートラベル)
WBT大阪梅田(23:20発)→三島駅北口(新幹線側、07:00着)
所要時間:7時間40分
運賃:大人4,300円(リラックス、4列、車内トイレ無し)※1

※1:2018年3月16日現在における2018年4月10日の便の料金の場合。
なお、同日の便で大阪から東静岡駅南口までの場合、2,500円なので、東静岡駅から東海道本線の在来線にて+970円、所要時間約60分程度の合計3,470円で大阪から三島駅まで移動も出来ます

※以前、三島駅北口から大阪まで移動した際は、車内トイレ付きではなかったものの、途中で何度かトイレ休憩があり、過敏性腸症候群やパニック障害という見えない爆弾を抱えている私でもトイレに困るという事は特にありませんでした。




上記はあくまで一例に過ぎませんが、時間に余裕があったり、夜間を夜行バス車内にて仮眠をしながらの移動に利用すれば、このように高速バスを使う事によって圧倒的に移動料金を節約する事が出来ます。

チケットにもよりますが、上記のウィラートラベルの場合は新幹線よりもなんと7,260円も安いです!




☆名古屋から静岡へ
名古屋から静岡県東部・伊豆までというのは、ものすごい遠いという訳でもなく、微妙な距離でもあるのですが、それでも高速バスが利用出来ると乗り換えが必要ないので楽ですし、移動費用の節約が出来ます。

新幹線との片道あたりの所要時間と料金の例は以下の通りです。

・新幹線
名古屋→静岡駅※2
所要時間:約1時間
運賃(特急券含む):5,830円

・高速バス(JRバス関東:東名502号)
名古屋駅(18:30発)→静岡駅前(22:18着)
所要時間:約4時間
運賃:大人2,930円(通常プラン)

※2:静岡駅から沼津駅までは東海道本線の在来線(鈍行)で約1時間、970円です。

距離がそれ程遠くないので、それ程大きな差額ではありませんが、それでも高速バスを利用すると片道あたり約1,900円の節約となるので、浮いたお金はちょっとしたお土産や食事に回す事も出来ます。


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☆福岡から静岡へ
期間限定ではありますが、富士急行バスでは福岡バスターミナルから沼津駅北口や山梨県の富士急ハイランドなどを経由して河口湖駅までの高速バスである「金太郎号」の運行もあり、新幹線との片道あたりの所要時間と料金の例は以下の通りです。

・新幹線
博多駅→三島駅※3
所要時間:約5時間(乗り継ぎ1回~2回)
運賃(特急券含む):20,420円

・高速バス(富士急行バス:金太郎号)
博多バスターミナル(17:50発)→沼津駅北口(07:10着)
所要時間:13時間20分
運賃:大人10,000円(独立3列、C運賃)

※3:便宜上、三島駅までとしています。三島駅から沼津駅までは東海道本線の在来線で約6分、190円です。

期間限定という条件はあるものの、差額は約10,000円と高速バスの方が圧倒的に安いといえます。

近年、日本国内路線においても格安航空会社(LCC)が台頭して来たことから、例えば福岡~羽田間などにおいては、場合によっては格安航空会社を利用した方が新幹線よりも早くて安いという事も考えられ、これも選択肢のひとつとなる場合もあります。

羽田空港からは三島駅まで在来線で2時間30分程、2,140円で来ることが出来ます。

福岡をはじめ、札幌など遠方の方はスカイスキャナーで気軽にフライトの料金や時間など検索をしてみてはいかがでしょうか。

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なお、静岡県内には静岡空港があり、国際線の他、FDA(フジドリームエアラインズ)など国内線も就航しており、以下の空港からFDAで静岡空港までのフライトも可能です。(乗り継ぎ無し)
・丘珠空港(札幌)
・出雲空港(島根)
・福岡空港
・鹿児島空港

→関連記事:【LCCもあるよ】富士山静岡空港まで安く移動する方法と空港の特徴

一方で上述の富士急行バスの場合は、時間はかかるものの、移動費用を節約しながら、福岡から沼津まで面倒な乗り換えなしで車内で仮眠をしながら移動が出来るメリットもあります。


☆地方都市のデメリットを逆手に取る
さて、上記の路線区間は教科書的な考えではあるのですが、関西国際空港のようなメジャー空港とインディーやマイナーともいうべき地方空港とでは、就航している航空会社数やその路線数が圧倒的に違うのと同様に、やはり地方都市での高速バスの発着は全国各地への路線数や便数がどうしても少なくなってしまいます。

これは地方都市ならではのデメリットもいえますが、少し発想を変えると、裏ワザ的な方法も見えてきます。



☆大都市→大都市→地方都市で考えてみる
例えば大阪・京都から富士・沼津・三島である大都市→地方都市までの高速バスは、運行しているバス会社やバスの便数にも限りがあるのが現状です。

ところが視野を少し広げ、大阪・京都から東京(バスタ新宿)である大都市→大都市で高速バスを検索してみると、その運行しているバス会社の数や便数が増えます。

これは選択肢が増える事となるので、特に年末年始やお盆休み、ゴールデンウィークなど需要が増える際に、安い移動手段を探す際のオプションのひとつにもなります。

高速バスの運賃は鉄道とは違い、航空券と同様に基本的には需要と供給で決まるので、早く予約をすると、運行会社によっては早割りなど割引もあったりもします。

また、大都市間は便数が多いだけではなく、2列シートやトイレ付き、WiFiなどサービスや料金の競争がより激しいともいえます。



そこで時間に余裕のある場合の前提となりますが、大都市である大阪・京都から大都市である東京(バスタ新宿など)まで静岡県を通り越して移動し、そこから更にもうひとつの裏ワザを使って戻るような形で熱海、三島、修善寺、沼津まで移動をするという方法もあります。

・新幹線
新大阪駅→三島駅
所要時間:2時間12分(ひかりを利用した場合、場合によって乗り継ぎあり)
運賃(特急券含む):11,560円

・高速バス(ピンクのウィラートラベル)
WBT大阪梅田(23:20発)→三島駅北口(新幹線側、07:00着)
所要時間:7時間40分
運賃:大人4,300円(リラックス、4列、車内トイレ無し)※1

・高速バス(裏ワザを2つ組み合わせた場合)
ー裏ワザ1
大阪・梅田(23:00発)→東京・鍛冶橋(東京駅近く、07:00着)
所要時間:8時間

運賃:大人2,500円(4列ワイドシート、ブランケット貸し出し、コンセント付き、車内トイレ無し)

ー裏ワザ2
東京駅→新宿駅→三島駅
所要時間:約3時間
運賃:1,550円

ー裏ワザ合計
合計所要時間:約11時間
合計運賃:4,050円

→関連記事:新宿や都内近郊、豊橋や浜松から熱海、三島、沼津まで安く移動する方法

上述の高速バスはウィラーバスの料金が非常に安かったので裏ワザの組み合わせとの差額は250円程度となっています。

それでも考え方によっては選択肢が増え、東京での観光も組み込めるというメリットもあります。




☆裏ワザの効果の凄さ
なお、富士急行の大阪・京都~沼津・御殿場・小田原間の高速バスである「金太郎号」を利用した場合、金額は変動式ではなく、鉄道の様に固定式となっています。

ウィラーバスではなく、こちらの金太郎号を基準とした場合、大阪市内→沼津駅北口または三島駅北口は片道7,500円、往復の場合は割引され13,500円となっています。

仮に金太郎号を利用した場合でも、新幹線よりも片道あたり4,060円も節約をする事が出来、この時点で金太郎号の通常料金でも新幹線よりも高速バスの方が圧倒的に安いと言えます。

(金太郎号は2017年5月8日から2018年3月15日までは期間限定割引運賃として座席指定で全区間、大人片道3,900円、往復割引無しとなっていました)

よって、金太郎号の通常料金である7,500円と裏ワザの4,050円を比較すると、裏ワザの方が更に3,450円も安くなります。(新幹線と裏ワザを比較すると、なんと驚きの7,510円の節約に!)


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☆伊豆長岡や修善寺へ
ー東京方面から
伊豆長岡や修善寺まではバスタ新宿より高速バス「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」が運行されています。

これは唯一の高速バスとして首都圏から伊豆半島まで東海バスにより運行されており、本数は平日は1往復、休日は2往復と少ないものの、乗り換えが無いので荷物がある場合など非常に楽です。

また、車両によっては車内設備として
・車内トイレ
・WiFi
・AED装置
となっており、特にWiFiがある点がうれしいですね。

料金は大人片道2,570円、往復は割引となっており、4,600円、所要時間は片道約160分となっています。

参照:https://www.tokaibus.jp/page.jsp?id=1621

ーJR三島駅から

JR三島駅の南口(富士山や新幹線の方とは反対の楽寿園側)
のすぐとなりに伊豆箱根鉄道三島駅があり、そこから伊豆箱根鉄道駿豆線にて終点の修善寺まで乗り換えなしで片道約35分、大人510円で行く事が出来ます。

注意点は高速バスの発着場所が新幹線側の北口の場合、JR三島駅構内に無料で通れる連絡の通路は無いので、どうしても駅構内を南北に通過したい場合は、切符を買うか、または駅の外側をグルっとまわらなくてはないので注意が必要です。

上述の通り、伊豆長岡や修善寺まではバスタ新宿より「伊豆長岡・修善寺温泉ライナー」があるものの、本数が少ない事に注意が必要ですが、裏ワザや高速バスにて三島駅まで到着すれば、駿豆線は本数があるので、すぐに伊豆長岡や修善寺まで出発する事が出来ます。


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なお、駿豆線の一部車両は「ラブライブ!サンシャイン!!」のラッピングがされているので、ラブライブが好きな方は沼津の「聖地巡礼」と同様にカメラ片手に楽しめるかと思います。

こちらのコラボ企画のラッピングの第1弾バージョンは2018年4月1日までとなっています。

出典:第1弾ラッピング電車の運行終了について
http://www.izuhakone.co.jp/railway/news/9229/index.html/

☆まとめ
遠方から静岡県東部・伊豆まで激安で移動する方法と秘技伝授ともいうべき裏ワザを採り上げました。

熱海を中心にこの地域の人気はうなぎ昇りとなっており、全国ネットのテレビで放送される事も多々あり、国内のみならず、海外からの観光客の方も増えていると感じます。

その様な背景も含め、今後の旅行計画の参考のひとつとなればと思います。


→関連記事:最近注目を集めている沼津・三島・修善寺・熱海の名物料理と観光の見所のまとめ

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