こんにちは、ストーンヘッド鈴木です。
今回は楽天カードマンのテレビCMで毎度お馴染みの楽天スーパーポイントを現金化する際に気をつけたい事についてです。
楽天スーパーポイントは大手ネット通販サイトの→楽天市場でのショッピングをはじめ、→年会費永年無料の楽天カードを使うと100円につき1ポイント、つまり1%のポイントが付きます。
クレジットカード&ポイント勝ち組スタイル 春の新生活をお得にスタート! (TOWN MOOK) [ 岩田昭男 ]
特に一人暮らしをしていたり、主婦として家計をやりくりしていると気付くかと思うのですが、意外と楽天カードで決済出来る機会というのは以下の様に身近に多くあります。
・家賃の支払い(場合によってはクレジットカード払いに対応している賃貸物件もあります)
・食費や日用品(スーパーやドラッグストアでの買い物など)
・公共料金(電気・ガス・NHK受信料など)
・スマホ、ネット接続料
・ガソリン代
・自転車保険
・ふるさと納税
など
→関連記事:【節税】楽天市場で生活に役立ちそうな「ふるさと納税」の返礼品を独断と偏見でチョイス【ポイント】
イメージを掴む為に、一例としてワンルームアパートに一人暮らしの場合で以下のような支払い金額の場合、楽天カードで月当たりいくらの楽天スーパーポイントが発生するのかを計算してみます。
・家賃:40,000円
・食費や日用品:30,000円
・公共料金:6,000円
・スマホ、ネット接続料:2,000円
・自転車保険(個人賠償責任保険付き):160円
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月々の支払い金額の合計が78,160円なので、その1%として、ざっと780ポイントが毎月発生します。よって年間で9,360ポイントも発生する事になります。
このように、趣味や海外旅行での航空券やホテル代の支払いなどで特に大きな買い物をしなくても、生活の仕方によっては日常の生活だけでこれだけポイントが溜まります。
さて、その溜まった楽天スーパーポイントですが、楽天市場やTOEICの受験料や「ふるさと納税」の支払いなどで実質的に現金と同様に使う事が出来る他、ANA(全日空)のマイレージへの移行などにも利用が出来ますが、特にこれらでポイントを支払う事がなかったり、ちょっとお金(現金)が必要になった際にポイントを現金化したいという方もいるかと思います。
☆現金化の方法
現金化の方法として大きく2つあります。
・商品券を買って売却する
楽天市場でJCBの商品券であるJCBギフトカードや、VISAの商品券であるVJAギフトカードを楽天スーパーポイントで買い、後日、主要駅周辺やショッピングセンター内などにある金券ショップ(チケットショップ)にて現金に換金をするという方法です。
(もちろん日頃のショッピングで使うという方法もありますが、お釣りが出ない事に注意が必要です。)
例えばJCBギフトカード(1,000円券)は楽天市場内にて1,110円(税込み)で販売されており、送料はクロネコヤマトのネコポスで250円の合計1,360円となっています。(2018年3月19日現在)
JCBギフトカード/1,000円券/jcbギフトカード/商品券【未使用,新品,美品,金券】【銀行振込、楽天バンクで購入可】
金券・チケット買取の大黒屋では同ギフトカードの買取価格は975円となっているので、この場合は1,360円から975円を引いた385円が目減りとなってしまうので、目減りを少なくしたい場合は、ある程度ギフトカードの枚数を多くし、送料を割安にする工夫も必要となってきます。
参考:大黒屋 https://kaitori.e-daikoku.com/ticket/mail/result.php?category_list=3
・投資信託を買って売却する
投資信託を→楽天証券
にて100円以上1円単位で買える様になり、楽天スーパーポイントでも100ポイント以上1ポイント単位で買えるようになりました。
つまり楽天スーパーポイントで投資信託を買い、翌日など後日売却(解約)する事により、現金化する事が出来るという訳です。
楽天スーパーポイントによる投資信託の買い付けは期間限定ポイントやANAのマイレージなど他のポイントプログラムからの移行分では買い付けが出来ないという条件はありますが、ポイントによる投資信託の買い付けが出来るというのはクレジットカードや証券会社の各業界にとって革命的な新サービスともいえます。
さて、投資信託を売買する場合、投資信託の基準価額は1日1回変動する都合上、どの投資信託の基準価額の変動が少ないのか、銘柄の選別が必要となります。
しかし、例えば「たわらノーロード国内債券」のような国内債券系かつ、買い付け時や売却時(解約時)に手数料の発生しない投資信託ならば、数日内に大きく基準価額が動くとは一般的には考えにくい特性もあるので、これを利用するという訳です。
多少の増減はどうしても発生しますが、それほど大きな差でもないと考えられます。
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・本日のメインディッシュ
さて、楽天スーパーポイントの現金化についてここまで大きく2つの方法について述べましたが、実はここまでは前菜のようなもので、本記事の本題ともいうべきメインディッシュはここからとなります。
多くの方は目先の現金化に注目をしがちではと思います。もちろんなるべく早急に現金が必要だというのならば、それもアリでしょう。
しかし、多くの方が見落としがちなのは、お金(現金)は使ってしまったらそれまでという事です。
・お金の有効的な使い方
同じお金を使う場合でも、例えば大工さんがポイントを現金化したお金で仕事で使う消耗品の木工ボンドを買った場合は、仕事によりお金を得る事につながります。
ジャガイモを買い、芽が出てしまったジャガイモを2等分や3等分にしてベランダのプランターに植えておけば将来的にジャガイモが増えます。
よって将来的に食費を削り節約につながりますし、掃除の便利グッツを買えば、時間の節約も出来るので、節約した時間を使ってお金を得る仕事に時間を回す事も出来ます。(極めればプロとしてこれを仕事にする事も出来るでしょう。)
このような場合ならばお金を使うだけではなく、将来的に+アルファの価値を生み出してくれますが、ただ単にお金をつかってしまうと、手元の資金が減るだけで、何も価値を生み出してくれません。
・ポイントで資産運用する
そこで、せっかく投資信託に目を着けたのならば、もう少し工夫をして、ポイントを使ってお金を増やすという第3の方法もあります。
これは上述までの2つの現金化の方法とは違い、時間はかかりますが、例えばiFree S&P500投信などの米国株式市場の指数(インデックス)であるS&P500を対象とした投資信託を買い付け、数ヶ月から数年単位の中長期で保有をする事により、インデックス投資で資産を増やすという訳です。
例としてiFree S&P500投資信託は円建てとなっており、日本円や楽天証券の場合は楽天スーパーポイントでも買い付けが出来ます。
未来の事はわかりませんが、これまでの実績から個人的には年あたり7%のリターンを見込んでいます。
日本に住み、日本円を使っている我々の感覚としては、日銀の政策金利が非常に低い事から、7%のリターンと日銀の政策金利との差が非常に大きい事からも、多少のリスクをとってでも投資に妙味を感じます。
7%と聞いて、ふと、バブルの頃の郵便局の定期貯金の利率を思い出した方もいるかと思います。
定期貯金なり預金のリターンはあらかじめ決まっていますが、投資の場合のリターンは相場や、海外への投資の場合は為替レートにも影響を受けます。
よって確約はどこにもありませんが、7%という数字だけを見た場合、俗に言う複利の法則を使った複利運用ならば10年でおよそ倍になるという事です。
これは複利計算の「72の法則」を使うと、大まかな目安として何年で2倍になるのかがわかります。
この場合、72÷7=10.29となり、計算の上ではおおまかではありますが、10年で2倍になるという事です。(計算の都合上、下記の事例も含めて税金は考慮していません)
・シミュレーション
では、先ほどの日常生活を例とすると、年あたり溜まる楽天スーパーポイントは9,360ポイントである事から、計算しやすいように1万ポイントとして、毎年1万ポイントを楽天証券で7%のリターンが見込めるであろう投資信託を買い増ししていった場合にどうなるのか、参考までに30年でシミュレーションをしてみると以下のとおりとなります。
年間10,000ポイントの積立=月当たり833ポイントの積立
参考:ke!san
http://keisan.casio.jp/exec/system/1254841870
・3年目
元金29,988円
合計33,390円
・5年目
元金49,980円
合計59,801円
・7年目
元金69,972円
合計90,109円
・10年目
元金99,690円
合計144,157円←複利効果が顕著に出てきました
・11年目
元金109,956円
合計167,797円
・12年目
元金119,952円
合計186,909円
・13年目
元金129,948円
合計210,595円
・15年目
元金149,940円
合計263,148円
・20年目
元金199,920円
合計430,994円
・25年目
元金249,900円
合計667,759円
・30年目
元金299,880円
合計1,001,742円
月当たりの積立金額は833ポイントと、極小額であっても、複利の力を利用しつつ、積立をしていけば計算の上では30年目に約3倍となっている事に驚くかと思います。
以上の事からも、複利効果は以下の要素が重要となります。
・利回りの高さ
・積立金額の多さ
・積立年数(積立期間)の長さ
相場に絶対はありませんし、現実的には投資信託の解約時に税金(譲渡課税)が発生してしまい足かせとなりますが、より資産を増やしたい方は、この3つの点に注目してみるのも手です。
・むすびに
有効な使い方は別ですが、お金は使ってしまえばそれまでです。
しかし考え方を少し変え、長期のスパンでお金に働いてもらうと、運用方法によっては上述のようにお金はどんどん増えていくという事も選択肢のひとつとなります。
目先の生活だけではなく、時には長期的に物事を考えてみてはいかがでしょうか。
→関連記事:【成長性】なぜアメリカへの投資に魅力を感じるのか【連続増配】
なお、一般論を述べましたが、投資の世界に絶対というものは無く、必ず儲かるという訳ではありませんので、その辺りはご注意を。