メキシコのエレクトロ・インダストリアルのHOCICOが好きな自称:海外ディスコ研究家のストーンヘッド鈴木です。
どう言葉で説明できましょうかね、HOCICOは独創的な曲に限らず、コスチュームも含めて何ともいえない独特な世界を常に作っていて、唯一無二です。
どの曲もオススメなんですけれども、どれか1曲をチョイスするとしたら、ストーンヘッド推しの1曲はこれです。
・Mad Max (1979 - 2015) (Hocico - Born To Be Hated)
このタイトルをそのままコピペしてYoutubeで検索をするとMatteo Sablone氏が公開したマッドマックス/MADMAXのPVを背景に曲を聞くことができ、HOCICOの独特な世界感とマッドマックスの「北斗の拳」みたいな世紀末な世界感とのマッチ具合が絶妙。
それはまるでチョコレートとアーモンドのような絶妙な組み合わせといっても過言ではないでしょう。
このPVではマッドマックスのシリーズ第1目から第3作目、そしてシリーズ第4作目「怒りのデス・ロード」までの美味しいとこどりで編集がされています。
このPVで見れる70年代後半から80年代の車やバイクのデザインは今見てもぜんぜん見劣りせず、かっこいいです。
例えば、
ーートム・クルーズ主演の映画「トップガン」でお馴染みのカワサキGPZ750(ナナハンニンジャ)
ーーケルンの衝撃ことスズキのGSX1100Sカタナ
ーーマイケル・J・フォックス主演の映画「バック・トゥー・ザ・フューチャー」のデロリアン
などなど
このあたりは80年代のシンセサイザーポップをはじめとする洋楽が最早35年近く経つにも関わらず、全然古さを感じないどころか、エイティーズ/80'sとして確固たる不動のジャンルを確立しているところに近いものがあるかもしれません。
また、デロリアンやルービックキューブは80年代の象徴的な存在からか、80'sがテーマのディスコ/クラブのイベントのフライアー(ビラや宣伝ポスター)に今でもよく見かけられます。
一方でHOCICOの独特な世界感との融合により、(CGが多いシリーズ第4作目を除いて)、このマッドマックスの30年以上前の世界を別次元にさせています。
ちょっと説明が難しいのですが、時代の古さも感じさせず、逆にいつの時代かもわからない、近未来的なHOCICOの世界とでもいいましょうか。
跳躍するかもしれませんが、ストーンヘッドがクラビング(ディスコ/クラブに行って踊る事)を好むのは、DJを中心に
・選曲センス(リクエスト含む)
・ハコの内装、装飾(ゴシック/ゴスな感じやサイバー感など)
・音響(体や脳に感じる爆音感など)
・薄暗い中での光(照明)
・スモーク
・幻想さ
・ノリ(盛り上がり)
これらが複雑にフュージョンし、今回のPVのように新しい世界感を作るところに面白み、醍醐味があります。
自宅でYoutubeでどれだけ聞いてもこれはやはりディスコ/クラブに行かないと醍醐味を楽しむことは難しいでしょう。
ラストカテドラル/Last Chathedral-The Bar@ベルリン
引用:https://www.facebook.com/last.cathedral/
現在はイベント/パーティーをしていませんが、ドイツ・ベルリンのラストカテドラルの内装はかなりイケていて、雰囲気をかもしだしています。
画像はカメラ写りの為にかなり明るいですが、実際の会場内はかなり暗く独特な世界感が漂っていました。
一般論として、ディスコ/クラブではドリンクも入った男女が薄暗い中で踊る訳ですから、何かあってもおかしくもないです。(中には純粋に踊りに来ているだけの女性もいるので悪しからず。)
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http://stoneheadsuzuki.blogspot.jp/2017/06/blog-post_97.html