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2017-03-26

【誰かが見ている】実家での療養は経済的には効果があったが近所からの重圧が弊害だった【村八分】

1、療養には向いていなかった実家

実家では生活費を親に支払っていましたが、それでも一人暮らしの経費に比べれば相当節約が出来、その点では経済的に療養に専念できました。

しかし隣近所という世間の目や重圧感がハンパありませんでした。
その上、隣の建物との距離も非常に狭く、窓ガラスを閉めていても隣の家の声が聞こえてしまう程でした。




そしてあまり近所付き合いが無いにもかかわらず、ご近所さんは回覧物などを渡しに来る際に、家の者に私について根掘り葉掘り聞いていました。
その聞き方は空気を読んだ上での発言という紳士的なものではなく、中には

「何で成人してもずーっと家の中にいるの?家で何してんの?それどういうことなんですか?」
「働いていないんですか?」
などはまだましな方で、近所の家に来客があった際に
「この団地に住んでいる人で働いていない人がいるんですよ、若いのに。勤労は日本国憲法でうたわれている国民の義務なんですけどねぇ!」

と大きな声で言っていたのが聞こえたのです。
もちろん被害妄想や思い込みは良くありませんが、さすがに意図的とも受け取れますし、陰湿ではないでしょうか。

しかし何を隠そうこのおじさんこそ、そもそも働いているようには見えず、ずっと家にいるのです。
そして蜘蛛の巣を張って獲物を待ち構えている蜘蛛のごとく、宅急便を届けにきた配達員に、




「もし本人じゃなかったらどうすんだよオイ!コラ!」
「責任者だれなんだよコラ!呼べやコラ!」
と言っていたのです。

勤労の義務どころか現役のモンスタークレーマーで、場合によっては威力業務妨害で紙面を飾ってもおかしくないような天性を持ち合わしていたのです。

もっとも今まで一度もあいさつを返してもらえたことがなかったので、このおじさんのユニークさは十分承知の上だったのですが、
この配達員とのやりとりは恐怖すら感じました。



2、療養環境を変えることを決意した

親には非常に感謝をしておりますが、残念ながら実家は療養する環境としてはあまり適していなかったのです。

このような事もあってか、睡眠導入剤を飲んでもまったく眠れなかったり、リハビリを兼ねて散歩に行こうとしても過敏性腸症候群が酷かったりなど症状に悩まされました。

このような状況も踏まえ、最終的に少々荒療治かもしれませんが、療養する環境を変え、世界ではどのような人々がどのような考えを持ち、どういう働き方をしながら生活をしているのか等を知るためにも海外を放浪したり沈没やワーキングホリデーでの滞在を決断させる事となりました。

完治は難しくとも、私が病院や薬に頼らずに体調を劇的に改善出来たのは、この環境を大きく変えてみるということと、これから述べる改善策や対策を取り入れたことが非常に大きいと思います。

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